zibibbo

イタリア語を勉強しています

SLA(第二言語習得)から考えるイタリア語学習実践方法

f:id:zibibbo:20160510193501j:plain

科学者の中には、人がどのように言語を学ぶのかを研究している人たちがいる。 そこから派生して、外国語を学ぶ時の効率的な方法も研究されている。 言語習得のメカニズムなんて、脳について完全に理解できるまではっきりしなさそうだけど(実際仮説が多い)、せっかくなので利用させてもらおう。

科学的な外国語習得法

大量のインプットと少量のアウトプット

小難しい話は置いといて、これが今のところの結論みたいです。 たくさん聞いて、少し話す。 たくさん読んで、少し書く。

話す、書くは自分の中の知識を使って行う行動なので、新しいことを学ぶ段階ではあまり必要ないみたい。 とにかくインプットが大事みたいですね。

大量のインプットとは?

日本語で学ぶ外国語の知識ではなく、外国語そのもののことです。 そして聞いたときに理解可能なものでなくてはいけません。

8割ぐらい理解できるものがいいみたい。 翻訳しないで、外国語としてそのまま理解する。 そして聞き流すよりも、文法事項に注意を払って聞くほうがいい。 あと、ダイアログの暗記も効果がある。

少量のアウトプットとは?

発音練習や音読はアウトプットのうちに入りません。 自分が言いたいことを、その言語で表現してみる。 これがほんとのアウトプット。

日記など、独り言でもいいらしい。 独学だと話し相手いないし、少量でいいのもうれしい。

大量ってどれくらい?

これに対する答えは見つからなかったです。 ただ、絶対的な量というより割合の話なんじゃないかと思いました。 勉強時間の大半を理解可能なインプットに割り当てる。 そして、それが本当に理解できているのか確かめるためにアウトプットする。

これが科学的な外国語習得の実践方法なんだと思います。 でもこれ、ほぼダイレクトメソッドだよね。 臨界期仮説はどこに行ったのだろうか?

やる気も大事

やっぱり大事。 難しい問題だけどね。

後は実行あるのみ。 でも、ある程度知識のある英語と違って、右も左もわからないイタリア語。(左はsinistra 右はdestra) 8割理解できる教材を探すのは大変そうだ。