フォルマントを使って確認する単語のリピーティングによる発音練習の途中経過
イタリア語をイタリア語らしく発音するために取り組んできたリピーティングによる発音練習。
フォルマント分析によってその効果を確認する。
表の見方
縦軸が第一フォルマント
横軸が第二フォルマント
顔を縦に割って口の中を横から見てる。
左が口の手前で右が奥。
[i]-----------[u]
-[é]--------[ó]-
--[è]------[ò]--
---------[a]----
20160518
20160603
20160612
20160626
20160705
目指すところ
だいぶそれぞれの母音の区別がはっきりしてきたと思う。 これはいい傾向だね。 この練習方法は口と舌のフォームを整える効果があるみたいだ。
でもぼくの表のほうはまだこぢんまりしている。 特に[i]と[é]がうまくいってない。 これは口の中を広く使えていないってことなんだろうか? "20160626"と"20160705"の横軸2800付近の[i]は第二フォルマントが消えて、いつもなら第三フォルマントだったものが第二フォルマントとして認識されたために出た数値。 特に口や舌の形が特別なわけではないので、発声の仕方の問題かもしれない。
こうやって見てみるとだいぶいい発音になったように思えるが、実際は日本人がカタカナを読んでいるようにしか聞こえない。 外国語っぽくするために正確な発音は絶対に必要だと思うけど、その前に発声を何とかしないといけないかもしれない。 街で見かける外国人に比べて声量、響き共に不足している。
しかし、彼らの声はなぜあんなに響いて聞こえるのか。 日本で聞くと異様に目立つ。 でも彼らにとってあれが普通だとすれば、日本人の英語が通じないのはそもそも相手に聞こえていないからという説もうなずける。
とりあえず発声は置いといて、それぞれの母音の音は出せるようになってきた。 あとはこれを真似ではなく自発的にいつでも発音できるようにしていく必要がある。 そうなれば開口音と閉口音の聞き分けも出来るようになるかな。 今はまだ、聞き取れないんだよね。
それと、[i]と[é]に関してはこのまま続けてもダメそうなので何かほかの方法を考える必要があるかな。 先は長い。